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自己紹介7

自己紹介7

著者: shiburin

自己紹介

ゲームが好きで,なんとなく情報工学科に入っただけの,ただの一般人です。 特別なスキルや経験も,他のメンバーと比べなくても全くありません。VRにも全く触れたことがありません。そのため,メタバースにも全く詳しくありません。 しかしながら,このゲームが教育的にも,ゲーム体験的にも素晴らしいものになるという自負があります。

このゲームに込めた期待 「四次元」と聞いて、難しく、自分とは縁遠いものだと感じるかもしれません。例えば,「超立方体」の回転を目にしたとき,何も理解することができず,まるで異星人の言葉を聞かされているようにポカンとした人も多いのではと思います。 「未知」の動きをしていると感じた人も多いでしょう。 しかし、四次元,三次元、二次元、一次元と、次元は地続きで繋がっていて,無関係ではありません。三次元を当たり前に理解している私たちは,きっと四次元も同様に理解することが出来るはずです。 この理解を可能にするのが,人間が持つ強力な武器の一つである,抽象化の力です。

例えば,一~三次元という具体的な概念同士に共通する部分を抽出すると,法則といった抽象的な概念が生まれます。 この抽象的な概念というレンズを通して,私たちの知らない四次元という具体的な概念を覗くと,実は自分たちのよく知っている次元の延長線上にあることに気づきます。 このように全く未知に思えるものでも、今まで得た知識や法則を抽象化すれば、案外、既に知っているものだったと気づかされることがあります。 このゲームは、次元の拡張という一つの具体的な例を通して、指先で抽象化・具体化をなぞるような、思考のプロセスを視覚的・感覚的に体験できることを目指しています。

抽象化・具体化を理解することで、一見無関係に思える事柄の間に共通点を見つけたり、昨日の雑談が今日の悩みを解決する糸口になったりするかもしれません。 このゲームが、あなたの新しい発見を導くきっかけになれば幸いです。

ゲームの持つ教育的側面 私が好きなゲームの一つに,「Xenoblade」シリーズがあります。このゲームは教育を目的とするゲームではありませんが,主にニーチェ哲学を含んだ哲学的なストーリーを堪能することができ,考えさせられるような場面が数多く登場します。 初プレイ時は,色々と生きる上で悩みを抱えていた時期でもありました。

ストーリーを進めていくにつれ,ストーリーやキャラクターから非常に多くのことを学ぶことができ,私が前に進むきっかけを与えてくれました。 先述の通り,「Xenoblade」シリーズは教育を目的とするゲームではありません。 しかしながら,哲学の授業を受けるよりも遥かに感動し,より多くのことを学びました。しかもあり得ないほど楽しく。

授業は無駄だからすべてゲームに置き換えろと言いたいわけではなく,ゲームの世界に入り込み,まるで自分のことのように物語や体験を味わうことでより効果的に学ぶことができるという点が魅力的であるということを伝えたかったのです。 しかも,ユーザの求めるゲームの一番の目標は楽しむことであり,学べることは副作用に過ぎないというところがポイントです。 これがゲームの持つ強力な教育的側面であり,私がゲームを愛する一番の理由です。

私たちが今開発しているのは教育ゲームではありますが,まるで学べることが副作用に感じられるような楽しいゲームを目指せたら良いなと思っています。


最後に 最後までお読みいただきありがとうございました。拙い文でしたが,私のゲームに対する思いが伝わったなら幸いです。 他のメンバーのように,「メタバース」に対する思いなどが書けずすみません。ただこのゲームの持つ,今までの三次元空間に囚われないスタイルがメタバースの無限の可能性を広げる一つのきっかけになることは間違いないと思います。 是非とも,今後のメタ創の活動を応援してくださると嬉しいです。